#スザンナ・クラーク

Simon Prebble朗読の「クリスマス・キャロル」

今年もクリスマス・キャロルのオーディオブックを聞く季節がやってきました。アメリカオーディブルでSimon Prebble朗読版を聞いてみます。 Simon Prebble氏はJonathan Strange & Mr. Norrell「ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレル」の朗読を担当してい…

BBCドラマ版Jonathan Strange & Mr Norrellを見た

Jonathan Strange & Mr Norrellのテレビドラマ版を見ました。いろいろ最高だった。サーガンダス氏がまるで主役かと思わせる導入。悪いオダギリジョーのような色気だだ洩れチルダマスそしていきなりオタク特有の早口を放つノレル氏。全員可愛い。 youtu.be

The Ladies of Grace Adieu and Other Stories

スザンナ・クラークのThe Ladies of Grace Adieu and Other Storiesを買った。まだ表題作のThe Ladies of Grace Adieuしか読んでないのですが、これが面白かった。 『ジョナサン・ストレンジとノレル氏』の番外編。出だしは摂政時代の独身女性が牧師に求婚さ…

『ピラネージ』と『こわれた腕輪』

Piranesi by Susanna Clarkeの感想です。ものすごくネタバレしています。 スザンナ・クラークの『ピラネージ』を読んでいるとアーシュラ・K.ル=グウィンの『こわれた腕輪』と響きあうものがあるように感じました。 主人公は迷宮で暮らしている。主人公は名…

『ピラネージ』と『魔術師のおい』

Piranesi by Susanna Clarkeの感想です。ものすごくネタバレしています。 スザンナ・クラークの『ピラネージ』は複数の小説の本歌取りになっているようです。最初に読んだとき、彫刻の並ぶ広間や、誰もいない静かで心安らぐ場所からC・S・ルイスの『魔術師の…

スザンナ・クラークの『ピラネージ』

Piranesi by Susanna Clarkeの感想です。ネタバレしていますのでお気をつけください。 男性の語り手の日記の形式になっています。冒頭からいきなり奇妙なことが書いてある。 「月が第三北広間に上った時、わたしは第九回廊へ3つの潮汐の合流を見に行くとこ…

Piranesi朗読版

スザンナ・クラークのJonathan Strange & Mr. Norrellがとても面白かったので、続けてPiranesiを聞いてみました。 男性の一人称で進む物語。彼は彫刻のたくさんある大きな館で暮らしているようです。が、まったく状況が分からない。家の中に海があるの?部屋…

「ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレル」朗読版

スザンナ・クラークの「ピラネージ」が2021年の女性小説賞 Women's Prize for Fictionを受賞したそうです。 読んでみたいとは思うものの、まだクラークの前作「ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレル」すら読んでいません。まず邦訳のあるほうから読むべ…