■小説・散文・詩文

マーダーボット#7 System Collapse

マーダーボットダイアリーSystem Collapse(The Murderbot Diaries#7)をやっと読み終わりました。 (とてもネタバレしています) 今回はいつもに増して設定が分からなかった。時系列としては「ネットワーク・エフェクト」の続きだと思う。マーダーボットはA…

マーダーボットダイアリー最新刊積読のまま年を越す(字余り)

System Collapse(The Murderbot Diaries#7)を発売日に買ったのに一行も読まないまま2023年が終わります。みなさま良いお年を。

『トラベル・ライト』Travel Light by Naomi Mitchison

『こうしてあなたたちは時間戦争に負ける』This Is How You Lose the Time War(山田 和子訳/早川書房)で主人公たちが話題にする本『トラベル・ライト』、読みたいと思っても日本語訳が出ていない。ものすごい名作でものすごく有名みたいなのに。 やむなく…

辮髪ホームズの元ネタ探究 香江って何

『辮髪のシャーロック・ホームズ 神探福邇の事件簿』(莫理斯(トレヴァー・モリス)/ 舩山むつみ訳)が面白かったので、原書(繁体字版)《香江神探福邇,字摩斯》をキンドルで買ってみました。2021年出版の台湾版です。 ■良き点繁体字の電子書籍がキンドルで…

辮髪のシャーロック・ホームズ2の元ネタ予想

莫理斯『香江神探福邇、字摩斯2 生死決戰』。まだ目次を眺めている段階です。元ネタの予想をしてみようかと。 (辮髪のシャーロック・ホームズ第二巻のネタバレをしているかも。ご注意ください) 香江神探福邇、字摩斯2 生死決戰1.十字血盟 2.歪嘴皇帝 …

『辮髪のシャーロック・ホームズ 神探福邇の事件簿』

いまさらながら『辮髪のシャーロック・ホームズ 神探福邇の事件簿』(莫理斯(トレヴァー・モリス)/ 舩山むつみ訳)を読みました。面白そうと思っていたものの、作者の莫理斯(モリス)という名がモーリス・ルブランのもじりか何かだろうか?とためらいを感じ…

Translation Stateの主人公は3人

アン・レッキーの小説Translation Stateの視点人物は3人でした。 1.エネー(Enae):名家の跡継ぎ。お家騒動のすえ、外交任務という名目で体よく故郷を追い払われる。ミッションは数百年前に失踪した人物を探すこと。本当に逃亡者を探す必要はなく、経費…

アン・レッキーの新作Translation Stateが降ってきた

6月6日にアン・レッキーの新作小説Translation Stateがキンドルとオーディブルから降りてきました。両方買うときには、まず朗読を一章聞いて、そのあと同じところを文字版で読むことにしています。(朗読だけで理解できるほど英語のリスニング能力高くない…

マーダーボットの新作は2023年11月14日発売予定

アマゾンから「マーダーボットの新作が出るよ早く予約して」とメールが来たので慌てて見にいきましたが11月14日発売予定だそうです。 publishing.tor.com System CollapseThe Murderbot Diaries#8Martha WellsOn Sale: 11/14/2023 www.marthawells.com The M…

アン・レッキーの新作は2023年6月6日発売予定

オーディブルからお知らせが来て気づきました。アン・レッキーの新作小説Translation Stateは2023年6月6日発売で、朗読版も同日発売。朗読は引き続きAdjoa Andoh。 通訳士が主役の小説という予告は真実だったのですね、プレスジャーの通訳士として育った人物…

スザンナ・クラークの『ピラネージ』

Piranesi by Susanna Clarkeの感想です。ネタバレしていますのでお気をつけください。 男性の語り手の日記の形式になっています。冒頭からいきなり奇妙なことが書いてある。 「月が第三北広間に上った時、わたしは第九回廊へ3つの潮汐の合流を見に行くとこ…

Compulsory マーダーボット・ダイアリー番外編

2018年12月に発表されたマーダーボット・ダイアリーの短編。 'The Future of Work'という未来の労働についてのSFアンソロジーの収録作品のようです。WIREDのサイトで無料で読めます。(登録不要) www.wired.com この短編の時期はマーダーボットがガヴァナー…

Night’s Slow Poison ラドチ帝国#0.5

ネットでアン・レッキーのラドチ帝国シリーズ(Imperial Radch)を検索すると #0.5 Night’s Slow Poison#0.6 She Commands Me and I Obey(日本語訳《主の命に我従はん》)#1 Ancillary Justice(《叛逆航路》)#2 Ancillary Sword(《亡霊星域》)#3 Ancillary …

マーダーボットとARTの合同インタビュー

Network Effectのブログ記事にアクセスしてくださる方が多いので、何かお役に立てることはないかと思い、マーダーボット・ダイアリーの初長編Network Effectの刊行前に「マーダーボットとARTの合同インタビュー」って企画があったなと検索してみました。 Fee…

マーダーボットダイアリー #6 Fugitive Telemetry

マーダーボットダイアリーの第6作目Fugitive Telemetryをキンドルとオーディブルで楽しみました。できるだけネタばれしないように感想を書きます。(でも設定だけでネタバレだけど) マーダーボットはドクター・メンサーの後見のもとプリザベーション・ステ…

マーダーボットダイアリー#4.5 Home: Habitat, Range, Niche, Territory

マーダーボットダイアリー#5Network Effectの予約特典として配信されたHome: Habitat, Range, Niche, TerritoryがTORのサイトで公開されています。キンドルでも$1で売ってるようです。日本からは買えないみたい。(と思ったが売ってました。すごく見つけに…

Audible洋書 Moonflower Murders

アンソニー・ホロヴィッツの新作Moonflower Murders。Magpie Murdersの続編です。 でも続編とは?いったいどういう作品なのか?と興味いっぱいで聞きました。というかまだ終わっていません。終わらない理由はものすごく長い、そして密度が濃い、登場人物多い…

Science Fiction: The Best of the Year, 2007 Edition

だいぶ以前に買ってダウンロード積読になっていた本。 思い出して読んでみました。そしてどうして積読になっていたか思い出しました。目次が読みにくい。 こういう感じでリンクになっているのです。自分の読みたい作家が見つけにくいよ・・・そして前の作家…

BBCラジオドラマ ディスクワールド Mort

いまBBCラジオ4エクストラでテリー・プラチェットのMortを再放送しています。アースシーも再放送してるので夏休み企画か? Terry Pratchett Morthttps://www.bbc.co.uk/programmes/b007k www.bbc.co.uk 主人公のモート(モーティマーの愛称)は奉公に出…

Audible洋書 マーダーボット・ダイアリー Exit Strategy

Murderbot Diariesの第4話 このシリーズに出てくる人類グループのリーダーは女性が多い。実際に女性が活躍してるという理由以外にマーダーボットは人類のジェンダーをあまり気にしてなくて、特にジェンダーの区別が必要な時以外の代名詞は「彼女」で済ませて…

Audible洋書 マーダーボット・ダイアリー Rogue Protocol

Murderbot Diariesの第3話 女性の登場人物が多いので、朗読は裏声が大変そう。 タイトルの順番覚えにくくないですか、アン・レッキーのラドチ帝国シリーズも順番わからなくなるけど、マーダーボットもわからなくなるわー。 今回の雇用主はドン・アベネ。阿倍…

Audible洋書 マーダーボット・ダイアリー All Systems Red

Murderbot Diariesの第一話All Systems Redをオーディブルで聞いてみました。 最初は音声だけにトライしてみたが、朗読だけでSFを理解できるほどの英語能力はなかった。電子書籍もあわせて購入。日本語訳は4話まとめて一冊なのに、英語版は一話ずつの販売で…

アン・レッキーの「動乱星系」をキンドルで買っちゃった

アン・レッキーの 《叛逆航路》ユニバースの最新作が出たので早速買おうと思ったのですが、ふと魔が差して英語版の原書も売っているのでは?と確認してみたらkindleにありました。叛逆航路のころはkindleの英語版は日本から買えなかったのですが、いまでは全…

キンドルで複数の選択肢がある時どうしたらいいの

(最後まで読んでも答えはありません)ディスクワールド・シリーズのSmall Godsのラジオドラマがあまりに面白かったので原作小説を買おうと思ったら日本語訳が出ていません。ディスクワールドってけっこう翻訳出てた気がしたのですが、日本語版があるのは膨…