■映画

ソルトバーン再訪

アマプラで配信されたSaltburnを見ました。バリー・コーガン(最近はキヨガンと書くのか)とリチャード・E・グラントが出ているという情報以外何も知らないまま見た。 ■オックスフォードに入学するオリヴァー・クィック。背後に流れるZadok the Priestの歌詞…

フランス訛りをお許しいただきたい『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を見ていたら最後に“天馬行空”という文字が出てきて、ジョニー・トーの“銀河映像”みたいなもんだろうか?と疑問に思いつつ帰宅、ウィキペディアで調べたら、シンガポールでは《天馬行空》のタイトル…

ヴァージニア・ウルフっぽさとは何か

METライブビューイング2022-23 「めぐりあう時間たち」を見ました。マイケル・カニンガムの小説『めぐりあう時間たち 三人のダロウェイ夫人』(原題:The Hours)をオペラ化した作品。 www.metopera.org オペラになったおかげで、小説版の『めぐりあう時間た…

偽スコットランド人問題「キングズマン ファースト・エージェント」

「キングズマン ファースト・エージェント」は予想していたよりだいぶ面白く、ロシアの部分が豪華で良かった。しかしチャールズ・ダンス様の撮り方があまり分かっていない監督だなと感じられました。このあいだ見たBBCの「荒涼館」のほうがよっぽどチャール…

ナショナルシアターライブ「ハンサード」

リンゼイ・ダンカンとアレックス・ジェニングス主演の「ハンサード」。日本で上映されると思ってなかったので大喜びで見に行きました。 予備知識は上等な服を着た険悪な雰囲気のカップルが、急にお澄ましして笑顔で写真におさまる予告編だけ。いまもう一回こ…

『心と体と』が本当に鹿だった

予想よりかなり面白い映画でした。 鹿になった夢を見たら同僚も同じ夢を見ていた。 夢について語り合ううちにお互いに魅かれていく二人。 主人公は最初は男のほうだったのですが、途中から女の視点に変わっていくのが意外な感じ。 男主人公の容貌がスタニス…

「心と体と」が鹿すぎる

「鹿に生まれ変わる夢を見る映画」と聞きかじって楽しみにしていた「心と体と」。 先日不意打ちで予告編見たらバラシオン転生映画としか思えない。 ロゴもポスターも鹿だらけ。前売り特典のテープはよくよく見ると鹿が混ざっててかわいい。早く買いに行かな…

チャーチルのスピーチの前置詞

「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」(Darkest Hour)でチャーチルの有名なスピーチが登場します。 「ダンケルク」の時にも思ったんですが、このスピーチは「~で戦う」というフレーズが何度も出てくるので前置詞の勉強になりますね。 …

『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』の聖狐

『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(Darkest Hour)を見てきました。 近所のイオンで見たらお客様感謝デーで1,100円だったうえに初日というのに空いててラッキーでした。文芸映画はイオンで見るに限る。 もちろんハリファックス卿役…

「聖なる鹿殺し」バラシオン的感想

タイトルに魅かれて『聖なる鹿殺し』(The Killing of a Sacred Deer)を見てきました。 邦題がちょっとトリッキー。「聖なる」が何を形容してるか分からない。私はディアハンターを生業とする人がいて、その人物が聖別されるのかなーと思ってました。全然違…

『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』のポスターのスタニス陛下

いよいよ『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』Darkest Hourが今月末公開ですね。駅前にポスターが貼ってあって、毎朝スタニス陛下にご拝謁してから出勤できるので幸せな毎日です。花粉症も平気。 この右下隅に毎日挨拶している人はたぶ…

『シャドー・ダンサー』の小指とルース・ボルトン

『シャドー・ダンサー』(Shadow Dancer)でエイダン・ギレンとマイケル・マケルハットンが共演していると聞いて鑑賞してみました。(ネタバレしています&恒例画像勝手に)舞台は1990年代のベルファスト。ヒロインのコレットはIRAメンバーの家庭に育ちなが…

スタニス陛下のホレイシオ

メル・ギブソン主演の「ハムレット」(1990)にスティーヴン・ディレインがホレイシオ役で出演していたのに気づいて見てみました。メル・ギブソンがハムレットと聞いて「え・・・」と思考が止まってしまいそうになりますが、元気いっぱいでなかなか良いハム…

ゲイリー・オールドマンいわく「スティーブン・ディレインは紳士だ!」

タイトルを釣り記事っぽくしてみました。 放置しっぱなしのブログなのにけっこう訪問してくださる方がおられて慙愧に堪えません。ちょっと時間ができたので更新してみました。 海外では本日公開のチャーチルの伝記映画“Darkest Hour”。 スティーブン・ディレ…

「ファイアーライト」 Firelightのスタニス陛下

Firelight (1997)にスティーブン・ディレインが出てるのでずっと見たいと思っていました。DVDがなかなか手に入らなかったのですがついに入手。以下思いっきりネタバレしています。スティーブン・ディレインのことしか書いてないので、まさかと思いますがソフ…

「GOAL!」のジョーディ

以前日本語吹き替えで見たことがあるのですが、とても気になってることがあってもう一度英語音声版を見ました。 「GOAL!」は南米出身の貧しい天才サッカー少年がイギリス人スカウトに才能を見出され、ニューカッスル・ユナイテッドで活躍するスポーツ映画。 …

「スパイ・ゲーム」 Spy Game のスタニス陛下

ロバート・レッドフォードとブラピが主演のスパイ映画。冒頭の蘇州刑務所、蘇州なのに刑務官が全員広東語でしゃべっていて謎すぎです。香港では普通話で交渉してるし。それはともかく。スティーブン・ディレインが出てるので見ました。Charles HarkerってCIA…

『ザ・ガード〜西部の相棒〜』 The Guard

アマゾンによくThe Guardという映画をお勧めされます。リアム・カニンガムさんが出演しているせいなのですが、タイトルがぴんとこなくて、スルーしてました。日本語タイトルの『ザ・ガード〜西部の相棒〜』が混乱に拍車をかけているような・・・邦題を見て西…

リトル・プリンセス A Little Princess

(ネタばれしています&恒例画像勝手に)リアム・カニンガムさんが出てるというので、A Little Princess(1995)を見ました。「小公女」が原作ですが、わりと自由なアレンジになっています。原作は19世紀のイギリスが舞台だったと思いますが、この映画では第…

「マイケル・コリンズ」のチャールズ・ダンス様

映画「マイケル・コリンズ」(Michael Collins)を見ました。 アイルランドの独立運動家の伝記映画です。 時代的には「麦の穂をゆらす風」(The Wind That Shakes the Barley)と同じころですね。「麦の穂をゆらす風」の登場人物は無名の庶民たちでしたが、…

リトルフィンガーの「ブリッツ」 Blitz

(ネタばれしています&恒例画像勝手に)ゲーム・オブ・スローンズのリトルフィンガーを演じているエイダン・ギレンが出ていると聞いたので「ブリッツ」を見てみました。非常にストレートなストーリーで、エイダン・ギレンは警官連続殺人犯「ブリッツ」です…

「ヒックとドラゴン」 ヴァイキングのスコットランド訛り

「ヒックとドラゴン」を見ています。(まだ最初のほうしか見てないのですが)以前ネットでスコットランド訛りの資料を漁っていたときに「なぜ映画「ドラゴンの育て方」ではヴァイキングの大人はみんなスコットランド訛りなのにこどもはみんなアメリカ英語な…

「海賊じいちゃんの贈りもの」

スコットランドを舞台に身勝手な大人に翻弄されながらもけなげにふるまうこどもたちを描いた心温まるファミリー・ストーリー・・・と通常は紹介するのかと思います。公式サイトhttp://kaizokujiichan.espace-sarou.com/しかし私のおめあては当然デイヴィッド…