はてなブログに引っ越してきてからも読みにきてくださっている奇特な方よ、今日もゲーム・オブ・スローンズの話題でなくて済まない・・・
■VI Warshawski Deadlock
BBC Radio 4 Extra - VI Warshawski
サラ・パレツキーの V・I・ウォーショースキーシリーズからDeadlock（邦題「レイクサイド・ストーリー」）のラジオドラマ。
アメリカの作品は珍しい。主演はキャスリーン・ターナー、すごい迫力あります。
ビル・ナイがクレジットされてるので、いくらビル・ナイが芸達者でもアメリカ人役は無理でっしゃろ、と聞いていたらイギリス人の保険屋という設定だった。
BBCがビル・ナイを出演させたいばかりに捏造した役か？と疑って原作読み返してみたら、本当にイギリスの保険屋だった。
ウォーショースキは私はピーター・ウィムジー卿ではないので探偵道具は持ち歩かない、などと独白しているので実はアングロファイルなのだろうか。
V・Iがピーター卿を読んでると思うと親近感を感じる。
アメリカ人といえば初対面でも親しげにファーストネームで呼び合うのかと思っていたので、V・Iはどうしてイニシャルなのかといぶかりつつ原作を読んでいると、名前で呼ばれる女は事務の女の子扱いだからという理由と知って驚いた。
米国ですら１９８０年代はそんなものだったのか。
Sara Paretsky's thriller stars Kathleen Turner as VI Warshawski. With Bill Nighy as Roger Ferrant, Peter Marinker as Nils Greyfalk and Kerry Shale as Murray.
Eleanor Bron as Lottie, William Hootkins as Bobby Mallory, James Aubrey as Martin Bledsoe, Peter Marinker as Nils Greyfalk, Teresa Gallagher as Paige Carrington and William Roberts as Clayton Phillips.
■Annika Stranded Series 4
オスロ警察のチーフインスペクター、アニカ・ストランデド（という読み方でよいのだろうか）が主役のラジオドラマ。
ただし出演は主演のニコラ・ウォーカーひとりだけ。リスナーは彼女のセリフのみ（相手の返事は聞こえない）で場面を想像しないといけないのでちょっと難易度高いけど、演技がコミカルですごく面白い。
原作は北欧ミステリ小説かなと思ったが、BBCのオリジナルドラマのようです。北欧ものはイギリスでも人気なのだろうか。
Deep Sea Drillingではヘリコプターのパイロットを人質に石油プラントに立てこもった犯人。しかし人質にされた女性パイロットが逆に犯人を殴り倒してしまう展開。
Representationではノルウェイ初の女性議員が言及されたり、ノルウェイの男女平等実現ぶりが強調されてる感ある。
イギリス人から見ても先進的な男女平等社会って感じなのだろうか。日本人から見ると女性の地位が高くておとぎばなしみたい。
ニコラ・ウォーカーはケンブリッジ大学フットライツの出身なのか、道理で超絶面白いと思った。
今月は女性が主役の作品が多くて大満足。
