デヴィッド・テナント朗読の 女王陛下の007 

「次のジェームズ・ボンドデヴィッド・テナントか?」的な話題が時々流れてくると思うんですけど(自分の近辺だけか?)、それはさておきテナントがOn Her Majesty's Secret Serviceを朗読しているので聞いてみました。

正直007の映画はテーマ音楽が流れるところとアクションしか見ていない気がする。

女王陛下の007ってストーリーどんなだっけ?
と何もわからぬまま聞きました。

映画が1969年、原作小説は1963年だそうです。50年以上も前の作品なのですね。
そしてそんな前世紀の作品なので、ちょっと驚くほど女性の地位が低い。

若い女たちを改造して生物兵器にしちゃうっていうのも今聞くとびっくりです。女に人権ない時代だった。

映像で見ると豪華で楽しいのかもと思いますが、女性がモノ扱いされてるのは聞いてて辛かった。

 

当然ながら情報部で同僚と見なされるのも男だけ。

60年代のボンドにとっては情報部にいる女性はタイピングを頼むか気軽なセックスを楽しむための便利で可愛い女の子でしかないようです。
しかしこのくすくす笑ってばかりのミニスカートのタイピストたちから未来のジュディ・デンチ様のMが現れるのだなと思うと感慨深い(もちろんタイピストの中からは現れないのは分かってますが)。


テナントが読んでても聞くのが辛かったので内容はあまり覚えていませんが、ヨーロッパやイギリス各地の出身の女性が出てくるので、いろんなアクセントを披露していたのは楽しかった。
最後にテナントの朗読所感インタビューもついています。