「サンドマン」オーディオドラマ EP 7: SOUND AND FURY

オーディブルのオーディオドラマ「サンドマン」の感想です。
ネタバレしています。

ルビーの魔力で現実世界(といってもたぶんアメリカの一部分)はめちゃくちゃになっています。

モーフィアスMorpheus(声:ジェームズ・マカヴォイ)がルビーの在りかをつきとめ、ダイナーに踏み込んできました。
ジョン・ディー John Dee(声:ウィリアム・ホープ)とモーフィアスは夢の世界で一騎打ちします。

今エピソードのタイトルはどうして「響きと怒り」なんでしょう。ジョン・ディーの夢の中に三人の魔女っぽいのが出てきて(コミックでは日本人みたいな容貌の女性)「シーザー」と呼びかけてディーを天狗にするので、不相応に王になろうとした報いを暗示しているのでしょうか。


先日「理想のリスニング: 「人間的モヤモヤ」を聞きとる英語」(阿部 公彦)を読んだところ、“Tomorrow, and tomorrow, and tomorrow”のリスニングコーナーがあってとても勉強になりました。
ユーチューブにはいろんな人の朗読がありますが、私が一番好きなのはやっぱりケン・ストットのスコッテイッシュ・マクベス

とか言ってるうちに戦いは終わり、ジョン・ディーは釈迦の手のひらの上で走り回っていただけと判明しました。
サンドマンって時々西遊記と同じことをやっているのですが、唐僧は20世紀のアメリカの想像力を先取りしてたったことなんでしょうか。
敗れたジョン・ディーはふたたびアーカムアサイラムに戻されて世界に平和が戻りました。

モーフィアスは毒出しの完了したルビーを取り戻して、めでたしめでたし。

おしまい。