このエピソードはオーディオドラマ中で２番目に長い回です（一番長いのは最初のエピソード）。
ただ、多くの部分がシリアルキラーたちの自慢話で占められているので、個人的にはあまり楽しめませんでした。
しかしこれも宿屋で宿泊客たちが順番に自分の話をするカンタベリー物語の変形と思えば興味深い形式かと思います。
ローズ・ウォーカー Rose Walker（声：Shey Greyson）とギルバートGilbert （声：Ray Porter）はホテルのエレベーターでコリンシアンCorinthian（声：Riz Ahmed）と遭遇。
その後ギルバートは不審な言動を取るようになり、ホテルから姿を消してしまう。「ピンチのときはこの名前を呼べ」という書置きを残して。
ギルバートの正体はドリーミングを逃げ出したFiddler's Greenでした。コリンシアンは同僚に会ったのに気づかなかったのかな。
ローズのほうはディスコでペドフィリア殺人鬼に目をつけられて（だから部屋から出るなと言われていたのに）、さらわれてしまいます。
ギルバートの書置きの名前を呼ぶローズ。するとモーフィアスMorpheus（声：ジェームズ・マカヴォイ）が助けに来てくれました。
コリンシアンはコンベンションに紛れ込んだ記者を口封じのために始末する。
仲間は記者をトランクに入れて運びたがるが、そこにはすでにジェドが入っているので断るコリンシアン。
モーフィアスに見つかったコリンシアンは「さあ戦おう、ヘルメットをかぶれよわが君」と挑発しますが、あっさり破壊されてしまいました。
ニール・ゲイマンはコリンシアンがお気に入りのようで、後のほうの巻で２号機が作成されますので気落ちなさらぬよう。
ホテルの外で呆然としているローズのもとにジェドを連れたギルバートが現れる（トランクから救出した）。
一件落着。
