オーディブルで『カラマーゾフの兄弟』のオーディオブックを聞きました。
イワンの声が低くて素敵。『カラマーゾフの妹』のオーディオブック版イワンも渋くて良い声だったが、イワンはこういう声質という決まりがあるのだろうか。
米川 正夫訳です。けっこう意外に感じたのが、イワンが父フョードルにとても丁寧に冷静に受け答えしていること。内心殺してやりたいと憎んでいるのにコニャックを勧められて「いただきましょう」と素直に飲んだりしてとても大人の対応です。
イワンのキャラクターが掴めない、でも好き。世の中のイワンファンはみんなこんなに心乱れているのかしら。
スメルジャコフはまだ目立ったところがなかった。
オーディブルでは第一巻しか配信されていないので、続きが待たれます。
日本のオーディブルは『サンドマン』も一話ずつ配信のスタイルなので、一度に全部聞く英米式に慣れるとちょっとじれったい。
カラマーゾフの兄弟 第一巻
著者： ドストエフスキー, 米川 正夫
ナレーター： 片柄 創
再生時間： 15 時間 58 分
完全版 オーディオブック
配信日： 2022/04/27
言語： 日本語
制作： はぶ出版
