Netflixのドラマ『サンドマン』 を見たので感想をメモしています。
ネタバレしています。本当にただのメモです。いちおう原作コミックスとの比較も試みてみました。
Ep1 "Sleep of the Just"
ハサウェイ博士(ビル・パターソン)が車でウィッチクロスへ向かう場面から物語りは始まる。
モーフィアス(トム・スターリッジ)の声で人間は眠っているあいだドリーミングに行ってると説明がある。美しい橋の上でハサウェイ博士がうっとりしているのはなぜかと思ったけど、うたた寝しているあいだはドリーミングにいるんですね。
モーフィアスは逃げ出したコリンシアン(ボイド・ホルブルック)を捕まえに地上へ行くようです。
【ここが原作と違う】
原作ではコリンシアンはドリームが監禁されたのでドリーミングを逃げ出した。ドラマでは因果関係が逆になっていて興味深い。
さてハサウェイ博士はウィッチクロスへ到着。出迎えたのはロデリック・バージェス(チャールズ・ダンス)の息子、アレックスでした。
【ここが原作と違う】
原作では玄関で出迎える執事やお茶を持ってくる召使がそれぞれ違うが、ドラマ版では使用人がだいぶ整理されている。
原作のロデリック・バージェスはだらしない服装で、魔術師というよりうさんくさい山師風だが、さすがにチャールズ・ダンス様はびしっと決まっている。
他の登場人物もおおむね原作より小奇麗。
【ここがオーディオ版と違う】
ハサウェイ博士が運転手に荷物を運んでもらおうとして5シリングふっかけられる小芝居がない。
ロデリック・バージェスがハサウェイ博士に決心してくれた事情を訊ねる。ハサウェイ博士は息子エドマンドがユトランド海戦で死亡したことを話す。
バージェスはすかさず「わたしの息子のランダルもガリポリで戦死したのです」と写真を見せる。ハサウェイは「息子さんはランダルだけかと思っていました」とアレックスの存在を不審がる様子。
バージェスはランダルが自分のすべてで、息子を生き返らせるためにあなたの力が必要なのですとハサウェイを協力させる
【ここが原作と違う】
原作ではバージェスの息子はアレックスだけ。どうしてアレックスに兄がいる設定にしたのか?父と子というより祖父と孫のように見える年齢差を不自然に見せないため?またはドラマの「現在」は原作より30年くらい後倒しされてるのでアレックスがギネス記録ご長寿になるのを避けるため?
ほんの数分しか進まなかった。原作もオーディオ版も最初のエピソードの情報量がとても多くてなかなか先へ行けない。
ビル・パターソンはグッド・オーメンズで嫌な近所の人を演じていました。もうゲイマン・ファミリーの常連入りか。
トム・スターリッジって初めて見るわーと思っていたのですが、数日前偶然、以前使っていた帳面をめくっていたら、『ホロウ・クラウン』の映画チラシがはさまってて、カンバーバッチのそばにトム・スターリッジが怖い顔で載ってた。ヘンリー六世ってアントン・レッサーが出てたパートではないですか。
ルシエンヌ(ヴィヴィアン・アチャンポン)が女性だった、それはいいのですが、この俳優さんの声がグェンドリン・クリスティーに激似で、喋るたびに「もうルシファー出たの?」と驚いてしまうので心臓に悪い。
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