Netflixのドラマ『サンドマン』 を見たので感想をメモしています。
ネタバレしています。本当にただのメモです。いちおう原作コミックスとの比較も試みてみました。
Ep3 Dream a Little Dream of Me (1)
ジョアナ・コンスタンタイン(ジェナ・コールマン)が薄暗い商店街みたいなところを歩いているシーンから始まる。
アストラと呼ばれる女の子とその父親が登場、コンスタンタインはなんかSF戦争みたいなのに巻き込まれる。
この場面はコンスタンタインの過去のようですが説明がありません。ネットで検索してみると(アストラ 誰 とかでいっぱい出る)、アストラ・ローグはアレックス・ローグの娘。父アレックスはノーフルシング(Norfulthing)という悪魔に殺され、コンスタンタインは別の悪魔ネルガル(Nergal)を呼び出して対抗しようとするが失敗、アストラは地獄へ連れ去られてしまうということらしいです。
これがたぶん原作で「ニュー・カッスルの悪夢」と呼ばれてる逸話かと思われます。ロケ場所は北部ではなくロンドンのInfernos Nightclub in Claphamというクラブのようです。
さっきのはコンスタンタインがタクシーの中で見てた夢で(タクシーに乗ると夢を見るドラマ)、車を降りたコンスタンタインはマッド・ヘティ(クレア・ヒギンズ)に呼び止められる。
マッド・ヘティとコンスタンタインの会話
He's coming, isn't he?
Who?
がドクター・フーのルーチーン・ギャグみたいで可笑しかった。(「ドクターだ」「フー(誰)?」というギャグ)
サンドマンの噂をすればサンドマンが来る。が、全然相手にせず仕事へ急ぐコンスタンタイン。
教会の中で待っていたのはRick the Vic(ミーラ・サイアル)。プリンセスが結婚したがってるがなんか憑いてるので悪魔祓いしてほしいみたい。話の流れがよく分からず。
「嫌だ女王に断ってよ」と拒否するコンスタンタイン。「陛下はご存じないのよ」とあせるリック。このドラマの撮影当時、女王陛下はまだご存命だったのね。しんみりしちゃう。
悪魔が憑いていたのはプリンセスではなく婚約者(イケメンサッカー選手Kevin Brody)だったのです。
「シャーロック」でもプリンセスがSMの女王に脅迫されていたが、英王室って犯罪者に食い物にされやすいのか。
コンスタンタインがReverendに化けてエクソシストします。ドッグカラーつけて聖職者に変装っていうのも「シャーロック」でやってた。(国教会のはドッグカラーって名前ではないのか?)
コンスタンタインのエクソシストは悪魔の名前が分からないとできない系のようです。
悪魔は名前を教えてくれないが、現れたモーフィアス(トム・スターリッジ)がAgiliethだと教えてくれる。Agiliethはプリンセスをくれればサンドマンのヘルメットの在りかを明かすと持ちかけるが、コンスタンタインがさくっと退治してしまったのでヘルメットの行方は分からないままに。
モーフィアスはなめられっぱなしで良いところがぜんぜんありません。
エクソシストの教会のロケは外観が
History Worth Exploring - Old Royal Naval College
豪華な内部は同じく
Painted Hall - Old Royal Naval College
このエピソードはほとんどロンドンで撮影したようですね。
【ここが原作と違う】
原作ではコンスタンタインの過去は登場せず、エクソシスト場面もありません。
あとコンスタンタインが男。
原作のコンスタンタインはよくあるベージュのトレンチコート姿ですが、ドラマのジョアナは白いコートが素敵です。材質も高級そう、ウールかな。でも悪魔ばらいとかしたら汚れそうで、自分だったら気になって仕事に集中できない。
私はドクターのコンパニオンの中でジェナ・コールマンの演じるクララがいちばん好きなのです。クレア・ヒギンズもミーラ・サイアルも何度もドクター・フーに出ているので、いまにも川べりからピーター・カパルディが「クラ~ラ!」と走ってくるのではと期待してしまった。全体にドクター・フーっぽい回だった。