ローズ・ウォーカーが弟ジェドを探し、ローズのママの出生の秘密が明かされる。
【ここが原作と違う】
原作ではローズのママはまだ生きていて、母娘ふたりでイングランドへ招かれ、ママは養女としてアメリカへ貰われていったけど、実の母はユニティ・キンケイドだったと判明する。
ドラマでは養女だったのはママの母親で、ローズは友人とイングランドへ行ってユニティが曾祖母だと知る。養女としてアメリカへ行ったのはママの母親。ローズのママはもう死亡しているし、祖母もおそらくこの世にいない。
自分が養女だった！と知らされるのと祖母が実は養女だった出生の謎を明かされるのではだいぶインパクトが違いそう。
原作より４０年ほど時代が後ろ倒しされたのでつじつま合わせが難しそうです。
ユニティは眠り病にかかった1916年に10歳だったとして、2022年には116歳という計算かと思いますが、すごいご長寿ですね。そのわりに見た目が若い。
また、原作ではローズとママがイングランド豪遊を楽しんだあと、ジェドと生き別れと明かされるので、息子が行方不明なのに海外旅行で浮かれてていいのか・・・と疑問を感じましたが、ドラマのローズは登場したときから弟の心配をしてて安心した。
ユニティのお屋敷はケントのScotney Castleでロケしたそうです。
位置的にはケインとアベルの家のご近所。
ローズはユニティの助力でフロリダでジェドを探す。
フロリダの不思議な下宿のメンバーは基本的に原作と同じ。
ギルバート役がスティーブン・フライで、まるで当て書きのようにぴったりしている。が、ギルバートのモデルはG・K・チェスタトン（ギルバート・キース・チェスタトン）だそうで、だからギルバートなのか！と目からうろこでした。スティーブン・フライはG・K・チェスタトンを崇拝しているらしい。
フロリダのビーチはアメリカ西海岸ではなく、ドーセットのSandbanks Beach。
コロナでイギリスでしかロケできなかったんでしょうか、アメリカにしか見えない、すごい。
一方、シリアルキラー総会の幹事たちは、スペシャルゲストにコリンシアンを呼ぼうと画策。
【ここが原作と違う】
原作ではコンベンション当日しか描かれていないので、スタッフ裏話みたいなドラマのエピソードが面白かった。
グッド・ドクター役のJill Winternitzはどこかで見たと思ったら、グッド・オーメンズでアメリカン・アンチクライストの母を演じてた人ですね。
Ep7から8は普通のファミリーサスペンスドラマとして楽しめるエピソードでした。
