『フランチャイズ事件』ジョセフィン・テイ

ジョセフィン・テイの『フランチャイズ事件』を読んだ。邦訳は絶版のようなので図書館で借りました。
女学生を誘拐して殴打した疑いをかけられた孤独な母娘とその弁護士が主役のミステリです。

とても面白くて翻訳が出ているのが有難かったのですが、訳文があまりに古めかしく、意味が通らない部分が散見されました。
最近建った家では「栓を抜くだけでお湯が出る」という節があり、レバーを引くとお湯が出るとかいうことだろうか?と謎です。訳者はよく分からないまま訳したのではないかと思います。原書は1948年発行、訳書は1954年に出ています。当時の日本の台所やお風呂はまだスイッチ一つでお湯が出る段階ではなかったのかも。
新訳が出るらしいのですが、いつ読めるのか、待ち遠しい。

何度か映像化されています。1988年のBBC版を鑑賞しました。
なんと若いネヴィル君をアレックス・ジェニングズが演じています。若い!可愛い!しかし喋り方は今と同じ。

 

いつの間にかAIがタイトルを考えてくれるサービスができたのですね。この記事のAIタイトルは

疑惑の母娘と弁護士が織りなすミステリ。フランチャイズ事件の闇を解き明かせ! #ミステリー #読書

訳の古さが謎!1948年発行のフランチャイズ事件、新訳待ち遠しい! #ミステリー #読書

1988年のBBC版で蘇るフランチャイズ事件!アレックス・ジェニングズ演じる若きネヴィル君に注目! #映画 #ミステリー

また「記事にタグをつけると、同じ興味の人に読まれやすくなります。」というアドバイスも貰いましたが、アレックス・ジェニングズのタグに興味を持ってくれる人は自分以外に日本にいるのか疑問です。