(自分用メモなのでお構いなく)
一日一時間を目安に聴いていますが、日ごとに時間あたりの登場人物の数が増えている気がする。特に今日は愛人が900人もいたという王様の登場で愛人と私生児がインフレ状態です。
今日の進み具合:
チャプター29~32
ベイロー一世は妹のデイナ(Daena)と結婚していましたが、信仰に生きる王は女性の誘惑をさけるため王妃をThe Maidenvaultってところに幽閉していました。
厭世的になったのかベイロー一世は絶食して死亡。
次の王はヴィセリス二世(Viserys II)。ダンス・オブ・ドラゴンズの最終勝者エイゴン三世の実弟です。彼は内乱時にエッソスへ逃れ、リスで結婚していました。ヴェラリオン家が高額の身代金を払ってくれたおかげで家族とともにウェスタロスへ戻り、エイゴン三世、デイロン一世、ベイロー一世の「手」を歴任しました。
地味ながら名宰相、名君だったようです。早死にしちゃって残念。
後を継いだのは長男のエイゴン四世(Aegon IV)。本邦の光源氏のような人物といえば良いでしょうか、イケメン貴公子でしたが自分を律することができませんでした。
王妃は妹のネイリス(Naerys)。実は彼女は次男のエイモン(Aemon)と愛し合っていましたが、引き裂かれて長兄と結婚させられます。エイゴン四世はネイリス王妃をまったく大事にせず、愛人をとっかえひっかえする生活を送りました。
嫡男のデイロン(Daeron II)はこんなのが父とは思えないほどよくできた王子で、ドーンのマリア・マーテルと結婚、ドーンとの友好につとめます。
ハーレム建設以外にエイゴン四世がやったことといえばドーン侵略くらい?
息子の諫めもきかず、ドーンに出兵しましたが途中で頓挫。
死ぬ前にすべての私生児を認知するという大暴挙に出たエイゴン四世は孝行息子デイロンに異腹きょうだいたちの世話を託して死亡。無責任すぎる人生でした。
ここで「グレート・バスターズ」と呼ばれるエイゴン四世の私生児の話をしなければならないのですが、とてもまとまらない・・・
一番の大物はデイモン・ブラックファイア(Daemon I Blackfyre)。彼の母はベイロー一世の王妃デイナ。さっき出てきたデイモン・ウォーターズと同一人物なのですが、エイゴン四世が認知の際にエイゴン征服王の佩刀ブラックファイアを彼に与えたので、自らブラックファイア姓を名乗るようになりました。苗字は自分で決めていいんですね。
エイゴー・リヴァーズ(Aegor Rivers)は母がリヴァーランズのブラッケン家の人。リヴァーランズってブラッケンとかブラックウッドとかブラックなんとかって家名が多い。
いつも怒ってたせいかビタースティール(Bittersteel)というあだ名がつきました。
ブリンデン・リヴァーズ(Brynden Rivers) 。母はブラックウッド家。顔に赤いカラスのあざがあるのでブラッド・レイヴンと呼ばれている。
異母姉妹の愛をめぐってビタースティールと対立。
この人は「七王国の騎士」シリーズに実体で登場します。
エイゴン四世の後継者となったデイロン二世は愚かな父に似ぬできた息子でしたが、あまりに出来がよかったので、本当の父は叔父のエイモンではないか?と噂が流れたほどです、っていうかエイゴン四世が流した。ひどい父親。
デイロン二世はスモールカウンシルの建てなおしやシティウォッチの再編成など国家のために奔走し、父の私生児たちの年金や持参金を負担しました。
一方、宮廷に多くのドーン人が仕えていることを苦々しく思う廷臣たちや、ドーンだけが「プリンス」を名乗る特権を得たのを妬む大領主たち、強硬派の王を望む人たちもいたのです。
そんな中、ブラックファイアの反乱が起きます。
デイモン・ブラックファイアが真の後継者を名乗って始まった反乱は、ビタースティールがそそのかしたものでした。
デイロン二世はブラッド・レイヴンの助力を得て反乱を制圧。
この戦いでストームロードたちを率いてデイロン二世を助けに駆けつけたのが長男で「手」のベイロー・ブレイクスピア(Baelor Breakspear)。
部下のストームロードの中にもしや「笑う嵐」ことライオネル・バラシオンがいたのでは・・・とたった一行の描写で夢がふくらみますね。
ブラックファイアは戦死、ビタースティールは残党を引き連れてブラックファイアの妻の実家エッソスに逃亡。
ビタースティールは後にゴールデン・カンパニーを設立します。「黄金の下には苦い鋼鉄」がキャッチフレーズ。
デイロン二世の残りの治世は平和なものでした。
グレート・スプリング・シックネスで逝去。
ブラッド・レイヴンはこのあともターガリアン家に仕え続けますのでお楽しみに。
Viserys II
Aegon IV
Daeron II