ジェド・ウォーカーは里親に虐待されているが、夢の中ではサンドマンとして活躍。
【ここが原作と違う】
原作ではジェドの夢の中に隠れているBruteとGlobはちゃちな悪夢でしたが、ドラマのGaultは善夢になりたいと願う健気な悪夢だった。ジェドの母親の姿になってるところが気が利いている。
ローズ・ウォーカーがモーフィアスを追いかけて他人の夢を旅するうちにジェドの夢に入り込んでしまう展開も面白かった。ジェドが里親にひどい扱いを受けるところも普通の家庭ドラマっぽくてリアリティがある。ドラマのジェドのパートは原作より気を使って時間をかけて描写している感じです。原作はなにぶん前世紀の男性向けコミックスだったから、いろいろと乱暴だった。
コリンシアンはイングランドのユニティ・キンケイドを訪ねた後、またアメリカへ戻ってフロリダのローズを追いかける。コリンシアンがあらゆる人をたらしこみながら旅する部分が面白い。原作のコリンシアンは自分のことしか興味なさそうだったが、ドラマではみんなのお世話をして忙しい。
せっかく里親から逃げられたジェドがコリンシアンの手に落ちるところも、原作よりドラマのほうが説得力のある描写。画面も原作より明るくてポップなイメージ。
原作ではジェドの夢の中に住んでいたリタはドラマではローズの現実世界の友人として登場するが、夢の中で死んだ夫のこどもを宿す。彼女の夢の家はCGではなくて実在する個人の邸宅だそうです。
夢を見ている人たちが同じ場所に集合しているのは、夢を見ているときは全員ドリーミングに来ているかららしい。
リタの夫は幽霊なのか？と思ったけど、リタが夫の夢を見てドリーミングに家を建てているだけで、子供も夢のなかの想像妊娠なのでしょうか。
