スタニス ドラマと原作のちがい S2E2 The Night Lands

S2E2 The Night Lands
 
ドラマのスタニスの扱いがあまりではないか!?と悲憤にくれるブログ主が細かいことをくどくどとかきくどくシリーズです。
 
 
(容赦なくネタバレしています&ダヴォスちゃん可愛いという感想しか書いてありません)
 
 
S2E2 The Night Lands
 
 
<ドラマのスタニス>
 
ドラゴンストーンの海岸でサラドール・サーンと会っているダヴォス。息子のマッソスも一緒にいます。
後ろの岩にドラゴンの狛犬が乗ってて可愛い。
 
 
 
 
スタニスの軍が一番少ないから・・・と協力を渋るサラにダヴォスは
 
Stannis has proved himself in war. Twice.
(スタニスはこれまで戦いで実力を証明している。二度も)
 
と説得します。二度ってストームズエンドの籠城戦とグレイジョイの反乱征伐かなあ。ドラゴンストーン攻略は失敗だったから数に入らない?
 
 
 
 
 
ダヴォスはさらに
 
There's no man in the Seven Kingdoms more honorable than Stannis Baratheon. Or more worthy of loyalty.
七王国にスタニスほど高潔で忠誠に値する王はいない)
 
と力説してサラに密輸屋が王の保証人になるってどんな世だいと突っ込まれる。
 
 
 
 
 
サラにスタニスが勝つと信じてるのか?と聞かれたダヴォスは
 
He is the one true king.
(彼が唯一真実の王だ。)
 
 
 
 
よく真顔でこんなこと言えるなダヴォス。サラはあきれて
 
 
You Westerosee are funny people. A man chops off your fingers and you fall in love with him.
(お前たちウェスタロス人は変だよ。自分の指を切り落とした男に恋するとはね。)
 
ダヴォスちゃんの笑顔がかわいい。
 
 
 
 
サラと別れたあとマッソスに信心が足りない、文字も覚えてくれと説教されるダヴォス。
後ろでドラゴンも見守っています。
 
 
 
 
You want me to have a god, fine. King Stannis is my god. He raised me up and blessed me with his trust. He gave you a future I could never have imagined. You know how to read, you'll be a knight someday. You think your fire god commanded all that? It was Stannis. Only Stannis.
(神が必要だと言うんだな、いいだろう。スタニス王が私の神だ。私を引き立て信頼してくれた。私には想像もできなかった未来をお前にくれた。お前は読み書きを習ったし、いつか騎士になるだろう。火の神がそう命じたからだと思っているのか?スタニスが命じたんだ。スタニスだけが。)
 
 
 
 
 
名演説を聞かされてもマッソスは動じず、スタニスは自分の王だが、それでもただの人間だと返す。笑って
 
Don't tell him that.
(それは王には言うなよ)
 
と馬にひらりと乗って去っていくダヴォス。かっこいい。
 
 
 
 
≪原作では・・・≫
 
七神を焼いたのは原作では朝方で、ダヴォスはその足で港の旅籠に向かいます。ここで港に多数の戦艦が並ぶ壮観と、船乗りが上陸しても売春宿がなくてがっかりしてる様子が描写されている。
 
ダヴォスは小さな宿でリスの海賊サラドール・サーンSalladhor Saanと面会する。
リスLysの形容詞はリセニLyseni。ドスラキDothraki、ブラーボシBraavosiと同じですね。エッソス各地の形容詞は-iで統一でしょうか。
 
サラドール・サーンはレンリーがハイガーデンで結婚してキングズランディングに向けて進軍していると教えてくれる。
サラはエイゾール・アハイがライトブリンガーを錬成するために妻のニサニサを殺した伝説も聞かせて警告してくれます。ダヴォスがニサニサという暗喩だろうか。
 
ダヴォスは去年のジョフリーの命名日にスタニスとトーナメントを見物したことを思い出す。ソロスのミアThoros of Myrが炎の剣を振り回したが、燃え尽きて普通の武器に負けてたなあ、と思うダヴォス。
(スタニスは御前試合にダヴォスを連れて行ったのか。けっこうキングズランディングライフを楽しんでいたように見えるが・・・)
 
ここでサラにル・ロールを信仰してないのか突っ込まれたダヴォスはスタニスが自分の神だと答える。周囲で聞き耳を立てている人たちに聞かせるためです。
 
“King Stannis is my god. He made me and blessed me with his trust.””
A Clash of Kings George R. R Martin
 
 
夕方ブラック・ベサBlack Bethaのダヴォスのところへ息子のデヴァンが来て、陛下が呼んでいると告げる。
 
ブラック・ベサはスタニスのターガリエン方のひいおばあさまの愛称です。スタニスはターガリエン嫌いなのに船の名前につけるのはいいの?
 
 
 
 
<ドラマのスタニス>
 
サラが船を供出する約束をしたと報告するダヴォスとマッソス。
 
 
 
 
メリサンドルがスタニスに息子を授けようと言い寄る有名な場面。
 
 
 
 
≪原作では・・・≫
 
原作ではスタニスの行動はすべてダヴォスの視点から語られます。
つまりダヴォスが見ていないことは読者にも分からない。スタニスとメリサンドルが二人きりのときに何をしているかはダヴォスにも読者にも知る由もない。
 
視聴者の想像にまかせる、ではダメだったのか?
こんな無駄なエロ場面入れる時間があるならヴェラリオンかエドリック・ストームを出してほしかった。