辮髪ホームズ2《舞孃密訊》

莫理斯『香江神探福邇、字摩斯2 生死決戰』読み終わりましたので、元ネタを探ってみようと思います。
(辮髪のシャーロック・ホームズ第二巻のネタバレがあります。ご注意ください)

第四話《舞孃密訊》
光緒18(1892)年、前作《駐家大夫》でせっかく開業したのにすぐ失業してしまった華笙は中環と上環の間にある中國街で小さなテナントオフィスを借りて再び開業します。中國街って地名かと思ったけど単に中国人が多いストリートって意味だろうか。

妻が第二子を懐妊したので急いで福邇を訪ねる華笙。しかし福邇は鶴心から聞いてとっくに知っていた。
福邇は最近受けた奇妙な依頼について華笙に語る。依頼人の家の近所の壁に踊る人形のような落書きが描かれ、それを見た妻が怯えるという怪事件。
記号はヒエログリフのようなハングルのような形です。福邇は反切や日本語の仮名、朝鮮の諺文(「おんもん」で変換されて驚異)などの知識を駆使して暗号を読み解く。


元ネタは『踊る人形』と思われます。元ネタは男女関係のもつれだったが、《舞孃密訊》は国際陰謀エスピオナージでした。
だんだんある国の影響が大きくなってくる。