辮髪ホームズ2《諜海潛龍》

莫理斯『香江神探福邇、字摩斯2 生死決戰』読み終わりましたので、元ネタを探ってみようと思います。
(辮髪のシャーロック・ホームズ第二巻のネタバレがあります。ご注意ください)

第五話《諜海潛龍》
光緒18(1893)年の年末(旧暦なので西暦はすでに年が明けている)。この年、福邇は暹羅(いまのタイ)で国王のために事件を解決して白象勲章をもらっている。
華笙は第二子が生まれて忙しい。年が明けると福邇は傘を取りに戻ったまま行方不明のポルトガル人の事件を解決。
上記の2件は本家ホームズのオランダ王室とジェイムズ・フィリモア事件への言及か。


ある冷え込む夜、華笙が妻の補身のため魚のスープを煮る準備をしていると(優しい夫)、福邇が訪ねてきて「これからすぐ広州へ行こう」と誘う。

お迎えがHSBCの船で金融犯罪かと思わされたが、外交事件でした。
沙面のイギリス居留地からブルースさんとパディントンさんが関係する計画書が盗まれたのだ。当時はイギリス居留地とフランス居留地が隣り合っていたとか沙面の知識が増えました。

トリックが意外で面白かったのと、成語を間違って尻尾を出してしまう犯人が他人と思えなかった。

元ネタはそのまんま『ブルースパーティントン設計書』と思われます。

==========

今回AIが考えてくれたタイトルは

〇華笙と福邇、沙面のイギリス居留地での外交事件

〇魚のスープから始まる広州への冒険

〇華笙の妻の補身のために煮た魚スープ、冷え込む夜の優しい夫の思い

AIは魚のスープがよほど気に入ったのでしょうか。魚は牛鰍魚(コチ?)だったと記憶しています。香港では赤ちゃんが生まれたばかりの女性が飲むスープのようです。