莫理斯『香江神探福邇、字摩斯2 生死決戰』読み終わりましたので、元ネタを探ってみようと思います。
(辮髪のシャーロック・ホームズ第二巻のネタバレがあります。ご注意ください)
第三話《駐家大夫》
光緒15年に結婚して貳佰貳拾壹號乙から引っ越した華笙、長子も生まれて幸せいっぱい。東華医院に勤務のかたわら引き続き漢方薬店でも患者を診て、新生活も安定してきました。
この間に福邇は香港へ来たプリンス・オブ・ウェールズの事件解決に助力したり、朝鮮へ赴いて閔妃と関わったりと大活躍。
光緒17(1891)年、香港開港50周年の年に華笙が中医として働いていた漢方薬店が廃業してしまう。突然収入が半減してしまった華笙が困っていると、馴染みの患者から自分の家の一階が空いているから開業しないかと持ち掛けてくる。
福邇も自分の持ちビルの一階をパン屋の店舗として貸しているし、この当時香港に来た中国人はまず不動産を購入してテナント収入を目指したのでしょうか。
「駐家大夫」(家に常駐のお医者さん)のタイトル通り、患者の家で「華笙堂」を開いた華笙(ただし夜は自宅へ帰っていた)、元ネタは『入院患者』と思われます。
今回は密室殺人の謎解きと華笙のカンフー立ち回りが楽しめます。
医者の同僚として孫文がカメオ出演。香港で勤務医をやってたんですね、孫中山先生は。
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今回のAIタイトルは
大活躍!華笙のカンフー立ち回りを見よ! #華笙 #カンフー
香江の神探、華笙がついに名医開業! #華笙 #名医
謎解き医師の華笙、家族を救う壮絶な戦い! #華笙 #謎解き
中国人移民の困難と成功を描く『香江神探福邇2 生死決戰』
香港開港50周年を背景にした華笙の人生模様を描く『香江神探福邇2 生死決戰』