ロバートの反乱のおさらい (4)

続きです。
ネタバレ踏みたくないかたはここでお帰りください。(簡潔な警告)

Robert's Rebellionはハレンホールの馬上槍試合からドラゴンストーン落城まで足かけ三年ほど(たぶん)に渡って起きた一連の出来事の総称です。そのうちどのへんがロバートの反乱かというと王座についたところかな?あとはいろんな人がいろんなことをやったのに全部ロバートに責任押しつけたって感じですよね。


「マンダーの戦い」

こんな戦いがあったなんて今http://awoiaf.westeros.orgwikiを読んでて初めて知りました、貴女もですかそうですか。

〈グレイジョイ家〉

アイアン・アイランズはここまで中立を保っていましたが、レイガーの死を知って今反乱軍に加わらないとバスに乗り遅れる!とリーチのマンダー(この地名はホワイトハーバーのマンダリー家にちなむらしい)を攻撃。
このときの鉄人の領主はクエロン・グレイジョイ(読み方間違ってたらごめん)。息子三人(ベイロン、ユーロン、ヴィクタリオン)が父をそそのかしました。
略奪品をいくらかかすめとったところでクエロンが戦死、鉄人たちは帰郷した。何しにきたのあんたたち。


「キングズランディングの略奪」

〈ターガリアン家〉
トライデントの戦いでレイガーは戦死しキングズガードは壊滅、敗残の王党軍は王都へ逃げ帰ります。
エイリス二世はレッド・キープに籠城、数千人の兵士が守っている。
レイガーの死を知ったエイリスは懐妊中のレエラ王妃とヴィセリス王子をドラゴンストーンへ疎開させる。
プリンス・ルウィンがレイガーを裏切ったと思い込んだエイリスはプリンセス・エリアの疎開を拒否。
ひそかに開発していたワイルドファイアで反乱軍を焼こうと計画するエイリスだが、王の手チェルステッドに凶行を暴かれそうになり、チェルステッドを殺してパイロマンサーのロサートを王の手に任命。この期におよんで忙しいエイリス。


〈マーテル家〉
トライデントの戦いでプリンス・ルウィンは戦死。プリンセス・エリアはレイガーの二人のこどもレイニス、エイゴンとともにキングズランディングに人質に取られたまま。


〈バラシオン家〉
トライデントの戦いで怪我をしたロバートは軍の指揮権をネッド・スタークに委任。

〈スターク家〉
全権をまかされたネッドは王党軍を追ってキングズランディングへ。


ラニスター家〉
エイリスの召命にも反乱軍にも応じず、カスタリーロックにとどまっていたタイウィン・ラニスターがようやく重い腰をあげてキングズランディングに向かいました。
トライデントの戦いの二週間後、ウェスターランズの一万二千の兵を率いて王都に現れたタイウィン。
ヴェイリスは門を開けないようエイリスに助言しますが、グランドメイスター・パイセルがタイウィンを都に入れるよう進言。入城したラニスター軍はキングズランディングの略奪を開始する。

キングズガードの生き残りジェイミー・ラニスターは父との交渉を願い出るが、エイリスは拒否、ジェイミーにタイウィンを殺すよう命じる。ジェイミーはエイリスが王都を焼こうとしていることに気づき王の手ロサートを殺害。王座から逃げようとするエイリスの喉を裂く。
ジェイミーは玉座に座り、誰が(エイリスの世継ぎヴィセリスかレイガーの息子エイゴンのどちらかって意味か?)鉄の王座を要求しにくるか待つ。

ラニスター家は反乱軍への忠誠を示す必要にかられたのか、メイゴーのホルドファストにいたレイニス王女とエイゴン王子をプリンセス・エリアの目の前で殺し、さらにプリンセス・エリアを惨殺。エイゴンは顔の見分けがつかない姿になっていた。
タイウィンはロバートへの忠心の証として鉄の王座の下に三人の遺骸を並べる。猫みたい(ライオンか)。


〈スターク家〉
ネッドはキングズランディングに到着、鉄の王座に座るジェイミーを発見。


〈バラシオン家〉
ロバートがようやく王都へ。
新王として戴冠する。


この段階で次の王はネッドでもジェイミーでもタイウィンでもおかしくなかったんですよね。
反乱を始めたジョン・アリンが年の功で王になっても良かったのかも。
結局ロバートが新王朝を開始したわけですが、彼が推された理由のうち「祖母がターガリアンの姫君(エイゴン五世の娘)だから」が皮肉です。


ロバートはストームズエンドの包囲が終わってないうちにもう王様になってるが、スタニス(とレンリーとクレッセン)を戴冠式に呼んでやろうという気はなかったのか・・・