駐車場をぐるぐる回るスタニスとダヴォス

(このブログを読んでくださる方はとっくにご存じでしょうがドラマのスタニスの運命についてネタバレがあります)
 
 
ティーブン・ディレインがゲーム・オブ・スローンズの談話拒否してベケットの舞台に専心しているころ、リアム・カニンガムさんは『フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ』に出演。
 
 
このときの宣伝インタビューでまたもスティーブン・ディレインの話をしてくれるリアムさん。スタニスの話をしてくれる俳優さんはもはやこの世でリアムさんひとりだけ(スタニス本人は話すのを拒んでるから)と思うと本当にありがたいですね。
 
リアムさんはゲーム・オブ・スローンズではシーズン1で別の役をオファーされてたが、それは実現せず、けっきょくシーズン2からダヴォス役で出演することになったという話のあと
 
 
 
Whatever that mystery role might have been, it’s hard to imagine it being a better fit for Cunningham than Ser Davos Seaworth, the humble and loyal Onion Knight serving under Stannis Baratheon (Stephen Dillane). The pair were near-constant scene partners until Stannis was killed off at the end of Season Five, and Davos’ unwavering loyalty to Stannis is uncannily similar to Cunningham’s own open affection for Dillane. "I miss him. He’s an extraordinary actor," Cunningham says. "We would be walking around in the car park in circles, running lines. People would avoid us, thinking the pair of us were fucking mad, repeating this thing."
(その謎の役が何であれ、カニンガムにスタニス・バラシオン(スティーブン・ディレイン)に仕える謙虚で忠義な玉葱騎士、サー・ダヴォス・シーワースよりもぴったりの役は想像しがたい。
二人はスタニスがシーズン5の終わりで殺されるまでほとんどずっと同じ場面で共演した。ダヴォスのスタニスへのゆるがぬ忠誠は、カニンガムがディレインに抱くあけっぴろげな愛情に不思議なほど似通っている。
「彼が恋しい。彼はなみはずれた俳優だ」カニンガムは言う。「私たちは駐車場を輪を描いたり行ったり来たりして歩き回った。みんな私たちを避けていたね。私たち二人はどうかしてると考えたんだ、ずっと同じことを繰り返してるって。」
 
 
リアムさんはスティーブン・ディレインと共演して本当に楽しかったんでしょうね。スティーブン・ディレインと一緒にいて楽しいと本気で思ってるらしいのがすごい。そんなことを思えるのはリアムさんとダヴォスだけだと思う。
 
 
 
フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ』はイギリスのchannel 4とアメリカが合作で作ったドラマで、日本ではアマゾン・プライムで配信されています。
 
リアムさんは"Human Is"で宇宙船の将軍役で出演。
このエピソードは冷たい夫が宇宙人と戦って帰ってきたら情熱的に変身していた、夫は同じ人間なのかそれとも・・・?という内容で、セットとかにぜんぜんお金がかかっておらず、俳優の演技力だけで引き込むイギリスらしい心理SF。中年男女のラブシーンが物珍しい(イギリスではよくあるがアメリカではなさそう)
 
 
この話、ディレインとリアムさんの主演で制作してほしかったわ・・・
 
戦いから帰ってきたスタニスは人が変わったように情熱的な主君になっていた。戸惑いながらも幸せな玉葱・・・
妄想の進む設定だ。