リアム・カニンガム「スタニスは冷たい怪物だった」

またも釣りタイトルにしてみました。
 
リアム・カニンガムさんが10月のフロレンスでのインタビューでディレインの演技について語ってたのを思い出したので空耳訳をつけてみました。
 
開始5分ごろ。
ダヴォスの変化について質問されて
 
リアムさん:今度のシーズンには愉快な場面がたくさんあった。

司会:ジョン・スノウの父のようでしたね。

リアムさん:おじさんってところかな、私はターガリアンじゃないからね。
つまり・・・彼は・・・スタニスは冷たい怪物だった。
私はスティーブンと働くのが大好きだった。スタニス・バラシオンを演じたスティーブン・ディレインはこれまで仕事をした中でいちばん好きな人だ。
ワンダフルなワンダフルな男で、とても正直だ。いつも、いつでもベストなシーンにしようとしていた。もしあるシーンは良くないと思ったら、彼は撮影をストップさせた。「だめだ、これでは上手くいかない」と言って断固許さなかった。
そういうところが大好きだった。本当に大好きだったんだ。
それは楽しい経験だったんだが、しかしダヴォスとスタニスは・・・彼らの間には問題があった。彼は私を殺そうとさえした。私を投獄した。彼は私の友人ではなかった。彼は私のボスだった。
だがもっと若い男だったら、ジョン・スノウのことだが、もっと楽しめる余地があると思う。
 
 
ダヴォスがスタニスを見殺しにしたことをリアムさんはどう考えているんだろうと不思議に思っていたのですが、リアムさんの解釈では
「スタニスのほうがダヴォスを見捨てた」
ということになっているようです。
そうでも思わなきゃ辛すぎるよね。陛下は結局玉葱とメリを追放して妻子を選んだわけだし。
 
 
しかしスタニスは制作陣に対して要求が厳しすぎたのでしょうか?彼のストイックな役者魂とHBOの商業主義は相容れないものだったのかも知れませんね。
 
 
スティーブン・ディレインは共演者に大絶賛されてるのに一般観客には良さが伝わりにくい俳優のように感じます。
もっと多くの人に彼の素晴らしさを知ってほしい、と願いながらも自分だけの秘密の名優のままでいてほしいとも思わせる不思議な人です。