『心と体と』が本当に鹿だった

予想よりかなり面白い映画でした。

 
 
 
 
鹿になった夢を見たら同僚も同じ夢を見ていた。
夢について語り合ううちにお互いに魅かれていく二人。
 
主人公は最初は男のほうだったのですが、途中から女の視点に変わっていくのが意外な感じ。
 
男主人公の容貌がスタニスっぽくて、片腕が萎えているところはハリファックスに似てる。これは良いスタニス映画。
と楽しんでいたら、中途入場してくる女主人公が、あまりに正直で言ってはいけないことをはっきり言ってしまったり、ルールに忠実すぎて職場で疎まれたり、美人なのにぎこちなくてロボットみたいな動きで、現代に生まれ変わった女スタニスとしか思えません。
 
つまりこれは男スタニスVS女スタニスのスタニス恋愛映画。
スタニス同士の恋愛なのでなかなか上手く行かず観客をハラハラというかじりじりというか呆れさせる展開。しかし思いがけないところでクスっと笑わせてくれるユーモアもあり。と油断したらクライマックスがすごいことに。
 
女主人公が恋をして勇気をだして変わっていくところがとても良かったな。
そして林の中の鹿がとても愛らしかった。
 
 
 
スタニスファンには、もしそのような人がいるとしてだが、間違いなくオススメできる映画です。(バーティウースターっぽく言ってみた)