偽スコットランド人問題「キングズマン ファースト・エージェント」

「キングズマン ファースト・エージェント」は予想していたよりだいぶ面白く、ロシアの部分が豪華で良かった。
しかしチャールズ・ダンス様の撮り方があまり分かっていない監督だなと感じられました。このあいだ見たBBCの「荒涼館」のほうがよっぽどチャールズ・ダンス様を活かしていた。

ところで、「キングズマン ファースト・エージェント」では準主役がスコットランド兵に化けて同僚に「お前本当にスコットランド人か?」と問い詰められる場面がありました。
準主役はとっさに"Aye"と答えるがスコットランド訛りが下手すぎてすぐにバレてしまう。

この映画には他にも重要な役でスコットランド人が登場するが、演じている役者はイングランド人と思われる。まったくスコットランド人っぽくなかったのだが、スコットランド人らしくないスコットランド人を出すことに何か意味があったのだろうか。

キングスマン・シリーズではマーク・ストロング演じるマーリンもスコットランド人という設定だったと思うが、あの役もスコットランドらしさが感じられず、何のための設定なのかと疑問だった。

こういう「非スコットランド出身俳優にわざわざスコットランド人役を演じさせる」現象には名前がついているのだろうか。「スコッツフェイス」とか?

 

「キングズマン ファースト・エージェント」のチャールズ・ダンス様はたぶん肩のゴテゴテした金モールと口髭が良くないと思う。キッチナーでは仕方ないのか。