Work on Your Accent: Clearer Pronunciation for Better Communication

Work on Your Accent: Clearer Pronunciation for Better Communication

HarperCollins UK (2012/8/1)
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久しぶりに教材のレビュー。
教材はケンブリッジ派だった私ですが、しばらく前にコリンズを好きになってしまい、最近はもっぱらコリンズばかり買っています。

Work on Your AccentはDVD付きで英語の発音を基礎からばっちり教えてくれるようです。
こんなブログを書いてるので英語得意と思われがちなブログ主ですが、紙上談兵タイプなので実際には英語はとても下手なことはお含みおきください。


子音が終わって今日から母音ですが、いいですね、このテキスト。
Lに明るいLと暗いLがあるのは知っていましたが、別々の章で説明してる教材は初めて見た。
Rなんて「発音するとき」「発音しないとき」に加えて、「文章にあらわれないがRが存在するとき」と三章に渡って説明されています。

で、今日から母音なんですが、最初がシュワ/ə/です。
普通aとかから始まると思うのですが・・・独自展開にしびれるぜ。

それで/ə/と/əː/をやったんですけど。
どの発音教材も鏡を見ろ、録音しろと書いてありますが、いままで鏡を見たことがなかった。鏡出すのが面倒で。

でも今回は心を入れ替えて鏡に照らしてみたんですよ。
それで気がついた。

1.唇と歯を離す、ほんの少しだけ。※
2.舌をリラックスさせ、先端を前歯の後ろで自然に休ませる。
3.シュワは形は必要ありません。唇と舌と顎はニュートラルに、自然に。

と説明があるにもかかわらず、お手本の映像の女性は上下とも歯が見えている。
が、鏡に映った自分の口には歯はちらりとも見えない。

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歯は・・・見せるべきなのか・・・?
と思って努力したところ、自分の場合はかなり力を込めて鼻に皺を寄せてむき出さないと歯は見えないことが判明。威嚇するニホンザルのような顔になりました。

イギリス人はリラックスしていても歯が剥き出しになる骨格(歯格?)なのだろうか?
そういえば私はベネディクト・カンバーバッチ氏の英語が好きで、彼が喋っているときは一生懸命見つめているのですが、初めて見たときは
「すごく歯をむき出しにして喋ってるなあ」と感心したこと思い出しました。

自分でも歯をむき出しながら発音練習して録音してみたところ、かなりネイティブに近い発音になった気がするのですが、しかし最もリラックスするシュワでこんなに威嚇しながら喋ったら会話とか不可能ですね。

※いま自分でもう一度読んだら「唇と歯を離す」って書いてありますね。
「唇と唇を離す」のかと思ってた。わざわざ歯に言及してある意図は?
日本語の母音の説明をするときに歯のことはまず説明しないと思うのですが、英語では歯も説明するのか?


とても自然に歯が見えているベネディクト・カンバーバッチ氏。うらやましい。

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何を驚いてるかというと、英語ネイティブが英語喋るときに前歯が見えることには薄々気づいていたが、自分が英語をしゃべるときに、前歯がまったく見えていないことにはいま初めて気づいてショックを受けているのです。
英会話教室とかも行ったことあるのですが、誰にも
「前歯を剥き出しにしろ!」
と注意されたことがありません。

自分の場合は日本語で喋るときにも前歯はあまり見えないようです。
どうすれば前歯を見せて喋れるのか?出っ歯の人が妬ましい。