「GOAL!」のジョーディ

以前日本語吹き替えで見たことがあるのですが、とても気になってることがあってもう一度英語音声版を見ました。
 
 
「GOAL!」は南米出身の貧しい天才サッカー少年がイギリス人スカウトに才能を見出され、ニューカッスル・ユナイテッドで活躍するスポーツ映画。
サッカーに興味がなくても誰もが楽しめるよくできた映画だと思います。
 
主人公サンティアゴを偶然見出すスカウトのグレン・フォイを演じてるのがスティーヴン・ディレインなので見たわけですが、舞台がニューカッスルなので、どうやらニューカッスル訛りでしゃべっているらしい。しかし日本語吹き替え版を見たときは確認するすべはなかった。こういうのって吹き替えする声優さんも悩むでしょうね。
 
 
ニューカッスルの人たちが喋ってる北部訛りは特にGeordieという名称がついているそうです。そしてGeordieを使う人たちが住む地域はToonと呼ばれるらしい。
 
 
 
オックスフォード辞書によると
Geordie
The dialect or accent of people from Tyneside, esp. Newcastle-upon-Tyne, or (more generally) neighbouring regions of north-east England.
 
 
ではスタニス陛下は実際にジョーディでしゃべっているのか?映画を見てみますと・・・
 
うわーめっちゃ北部アクセント、スタニス陛下方言お上手ですね!!
 
 
 
 
グレン・フォイもニューカッスル・ユナイテッドの選手だったのですが故障で引退、しばらくスカウトをつとめた後、いまは自動車整備工場で働いている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Glen Foy: "Welcome to the Toon."
(トゥーンへようこそ)
 
Santiago: "What's the 'Toon'?"
(トゥーンって何?)
 
Glen Foy: "It's where the Geordies live."
(ジョーディが住んでるところ)
 
Santiago: "What's a 'Geordie'?"
(ジョーディって何?)
 
Glen Foy: "The people who live in the Toon."
(トゥーンに住んでる人間のこと)
 
 
スタニス陛下冗談が言えるのですね!
 
 
小説の「氷と炎の歌」ではスタニスは応答にAyeを使うのですが、ドラマの「ゲーム・オブ・スローンズ」だと普通にYesになってて寂しく思っていました。しかしこの映画ではスティーヴン・ディレインのAyeが聞けるのです。うれしい・・・
 
素人の私には判断できませんが、けっこう流暢な北部訛りのように聞こえます。
グレン・フォイの家は海に面していてドラゴンストーンに似た景色。
妻とは死に別れ、娘あり。
私の勘では港湾労働者のひげ面の友人がいると思う。
 
 
 
 
コーチ役でゲアリー・ルイスさんも出ています。こちらはスコットランド人なのでネイティブ北部アクセント。Rの迫力が違う・・・
 
 
 
 
珍しく大はしゃぎする陛下を拝見できるレア映画。
 
 
 
 
 
 
 
スティーヴン・ディレインがジョーディをしゃべって何がそんなにうれしいのかというと、「ゲーム・オブ・スローンズ」のダヴォス・シーワースがジョーディを使ってるから。
陛下とダヴォスちゃんが同じ訛り・・・それだけで感動しています。