「サンドマン」オーディオドラマ EP1: SLEEP OF THE JUST(3)

ここまででEP1の半分くらいが終わりました。
コミックを読んでても、冒頭からこのあたりまでが一番とっつきにくく理解しづらいと感じました。


これまでの経緯を振り返ってみると

イングラドのオカルト教団を率いるロドリック・バージェスが「死」を召喚しようと企て失敗する。
顕現したのは「死」ではなく、弟の「夢」。(なぜデスではなくドリームが呼び寄せられたのかは説明がない(おそらく今後もない)のですが、呪文が間違ってたなど人間側の理由なのでしょうか。それとも宇宙の差し金?)
バージェスは所持品のヘルメット、ルビー、砂の袋を奪ったうえドリームを監禁する。
世界から夢が消えたため、一部の人間が変調をきたし、悪夢を見ながら眠り続ける。(しかし大部分の人間には影響がなかった。たいていの人には夢は不可欠ではないってこと?)
カルト教団内部で抗争が起こり、ナンバー・ツーのサイクスが宝具を盗んでアメリカへ。サイクスが呪殺されると宝具は行方不明に。
ロドリック・バージェスが老齢で死亡、息子が教団を継ぐ。

 

 

アレックス・バージェス Alex Burgessは父の財産と相続し、1970年代には若者を集めてヨガやサイケみたいなことをやってたようです。
しかし取り巻きたちも去っていき、ずっと身辺にいるのはポール・マクガイアPaul McGuireだけとなる。
辛抱強く仕えるマクガイアはコミックでは「パーソナルアシスタント」だったのですが、オーディオ版では「愛人兼秘書」に昇格。
 
モーフィアスMorpheus(声:ジェームズ・マカヴォイ)は60年ほどもガラスのドームに閉じ込められたままです。
アレックスが年をとるにつれ、監視者たちも気が緩んできます。スペイン休暇の話をしながらうたたねしてしまう監視員。

夢の波辺には太陽と海と・・・砂が・・・

モーフィアスは夢の中の砂を掴んでパワーを取り戻し、ついにガラスのドームとバージェスの館から脱出するのだった。
ここで壮大なBGM~


やっとまともなセリフが、と思ったがお腹の減ったモーフィアスはしばらくひたすら食べていた。マカヴォイのもぐもぐ音声かわいい。

夢の君が戻ったので、悪夢にとらわれていた人々も目覚めます。


アレックスは少年に戻って黒猫に導かれる夢を見る。このニャンコは以前呪術の生贄にされた猫かな。

ついにモーフィアスと対峙するアレックスだが怯えて言葉が出ない。
「猫に舌を食べられちゃった?」とおちゃめなモーフィアス。
アレックスは「永遠の覚醒」という罰を与えられます。
マクガイアが最後まで忠実に世話をしてくれる良い人だった。名前通りスコットランドっぽい訛りで聞き分けやすいとこもよかった。


でもなんで砂が武器なんだろうというか、なんで「サンドマン」なんだろう、と砂男になじみのない日本人には疑問です。「~マン」がつくからアメコミにぴったりってことか?